車椅子のヒーロー。
|
車椅子のヒーロー あの名俳優クリストファー・リーブが綴る「障害」との闘い |
|
クリストファー・リーブ/著・布施由紀子/訳 徳間書店 |
|
ISBN4-19-860909-8 C0098 \1800E |
”スーパーマンが頚髄損傷になったら?”というif...が現実に起こってしまった話し。
クリストファー・リーブが頚髄損傷になるところから本は始まりますが、この本はクリストファー・リーブの半生記でもあります。
それは、障害を持ってからの著者の行動を理解する為に必要な記述なんですね。
彼にとって家族というものがどんな意味を持つものなのか、ロビン・ウィリアムズが親友である理由も。
彼はかって”スーパーマン”であった。そして、現在、本当の意味で”スーパーマン”になった。
人工呼吸器が無いと生きていけないC1〜C2レベルの頚髄損傷の人が、アカデミー賞に出演し、クリントン大統領と親交を持ち、アメリカ麻痺症協会の会長になり、資金集めに奔走し、「50才までに脊髄を再建し、立って歩く」と宣言し、そのための研究資金を集め、ロビー活動して、そのための法律を作ろうとし、役者が出来なければ、映画監督までやってのける。これを”スーパーマン”と言わずしてなんといえばいい?
本書の中でクリストファー・リーブはこう書いています。
「ヒーローとは、どんな障害にあっても努力を惜しまず、耐え抜く強さを身につけていった、ごくふつうの人のことだと思う」
この本の原題は”STILL ME”なんですが、訳者が邦題を”車椅子のヒーロー”としたのも理解出来ます。
サワグチは読破するのに4日かかりました。
ネズミで脊髄神経の再生が可能になってきている事実は知ってましたが、人間に実際に試している事実をこの本で初めて知り、びっくりしました。再生を促進させる因子が足りないのではなく、阻害している因子があることもこの本で知りました。
この本は大分県立図書館で”クルマイス”のキーワードで検索かけたら引っかかった本です。
(県立図書館は漢字で検索出来ない!)
分類番号が 778.2.98
障害関係の本は大概 369.2
あたりにまとまっているんですが、この本は映画関係の本棚に立てられてました。
ですから、”頚髄損傷の障害者”の本じゃなく、”映画スーパーマンのクリストファー・リーブ”の本なんですね。
読書の春?(大分県立図書館編)第一弾でした。
99/04/03(Sat)作成
障害者についての情報はWE'LL NETへ